ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

京大生の部屋からタバコ臭が酷い。

 

ここ数日はそれほどタバコの臭いがキツくありませんでした。少し、また吸ってるなって感じる程度だったんです。でも今日はキツい。頭がぼんやりする。下の部屋の京大1回生は自分は吸ってないと言い張ってます。でも気づいたことがあります。タバコの臭いがキツいときは、彼の部屋の窓ガラスに結露が出るんです。水滴が垂れるくらいに。エアコンのある部屋でそれってかなり特殊でしょ? 結露が少ないときは臭いも少ない。水蒸気圧をあげて他の部屋にタバコの煙を送り込むって可能なんでしょうか?

 

数日前、警察に相談するとここに書きました。次の日、外から部屋に帰ってくるとおかしなことがあったんです。玄関の鍵は上下2つあるのですが、私はいつも上の鍵をかけています。下の方は少し腰をかがめる必要があり面倒なんです。ですが、この日はなぜか下の鍵がかかっていました。もちろん、私ではありません。実は、以前にもそのようなことがあり気味悪がっていました。明らかに、誰かが「お前の部屋は自由に入れるんだぞ」とサインを送っているのです。

 

大家さんが以前家に来たとき、全く臭いはしないと言われました。それも奇妙な話ですが、しかし、それからさらに時間が経ち、流石に部屋の白い部分が黄色く変色してきています。ヤニでしょう。これでも私の気のせいだと言われるかな? 私の部屋は両隣がないので、接してるのは下の部屋だけなんですよね。この謎を解くのは誰だ?

 

アイドルの自殺や暴行被害が真剣に語られない理由。

 

「アイドルを語らせたら日本一」とも言われる吉田豪さんが、アイドルの存在の是非を問うような大きな問題が起きているにも関わらず、積極的に議論に関わらないことに疑問を感じていました。一度は私も「秋元康の意向なのか?」と勘ぐりました。でも、そうでないとしたらどのような理由があるのでしょう?

 

意外な所にヒントを見つけました。2008年4月にでた『思想地図 vol.1  特集・日本』(NHKブックス別巻)。ちゃんと読まなければならない文章がたくさん収録されています。東浩紀萱野稔人北田暁大による鼎談「日本論とナショナリズム」は、とっくに読んでなきゃいけない文章だった!

 

東:なるほど。しかしそのうえで考えたいのですが、ではこの「第二の敗戦」について、「戦後復興」はどのように可能なのか。萱野さんなら、人々に成熟せよと説くでしょう。しかし、その方向はこの国では挫折し続けている。しかも、この国では成熟の拒否がカウンターにもなってくれない。

 たとえば岡田斗司夫が強調することですが、オタク文化は、カウンターカルチャーではない。オタクは、抵抗や抗議というかたちでさえ社会と関わらない。オタク文化は、むしろ子供たちの王国をつくる文化です。成熟を拒否したまま、いかに脱社会的にだらだらと年をとるか、そういう壮大な実験をやっていると言ってもいい。だから、そこに潜む「ナショナリズム」も、大人たちのナショナリズムとは違う。

北田:オタクを文化として輸出するのではなく、コンテンツ・ビジネスとして外国に出してやろうという発想も、見方によっては「子供の論理」だということができますね。

東:そうですね。彼らはあくまでも、コンテンツをおもちゃとして輸出したい。そうでないと、むしろ彼らの自己肯定がうまく機能しない。実際、「文化」として「評価」されたら終わりだ、とオタクたちは頻繁に言ってる。

萱野:なるほど。大人になりたくないということのある種の言い換えなんですね。

東:評価されれば成熟を強いられる。それを避けているんでしょう。

北田:子供であることに開き直った思想は無敵ですよ。(後略)

 

NHKブックス別巻 思想地図 vol.1 特集・日本

NHKブックス別巻 思想地図 vol.1 特集・日本

 

 

ここで「第二の敗戦」というのは、もちろんバブル崩壊に代表されるような日本の経済的な敗戦のことです。日本は第二次世界大戦で敗北し、そこから経済発展によって復興しました。ですが、90年代にバブルが崩壊して以降、立ち直れずにずるずる現在に至っています。

 

東浩紀さんはオタク文化は子供の王国をつくる文化と、明快に説明されています。吉田さんの言動にもその思想は透けて見えます。しかし、それで本当に大丈夫なのか? いや、大丈夫じゃないから、犠牲者が出ていると考えるべきでしょう。自分たちの子供の王国を守るためなら、多少の犠牲も仕方ないとでも思えるのか? もちろん、一番悪いのは搾取をやめない奴らだけど。引き続き考えたいと思います。

 

書店周りの旅1。

 

部屋がタバコ臭いのもあって、長めの旅に出てきました。書店以外の話を書きます。まずは大阪からスタート。24日の夜は、次の日朝早い飛行機に乗ることもあり、関空のカプセルホテルに宿泊。22:00からアジアカップベトナム戦をテレビ観戦。不完全燃焼の試合で、寝るのに時間がかかったよ。飛行機代はどれも6000円ほどだったはず。

 

1月22日(火)大阪泊

1月23日(水)大阪泊

1月24日(木)大阪泊

1月25日(金)7:00関空➡︎ 8:20福岡 Peach、久留米泊

1月26日(土)久留米泊

1月27日(日)久留米泊

1月28日(月)15:00佐賀➡︎ 16:35成田 春秋航空中野新橋

1月29日(火)中野新橋

1月30日(水)12:35成田➡︎ 14:30高知 Jetastar、高知泊

1月31日(木)高知泊

2月1日(金)高知・はりまや橋10:00➡︎ 12:55高松・県庁通り バス、高松泊

2月2日(土)高松泊

2月3日(日)高松・県庁通り8:45➡︎ 12:00京都駅 バス、クラブMETRO

 

いつもなら博多で宿泊するんですけど、今回は宿が高くて西鉄久留米駅近くに宿泊。週末に EXILE のライブがあると言ってました。空港からバスで向かいます。1時間ほどだったかな。博多天神駅からでも特急で30分強なので、候補地としてありですよね。ホテルのチェックイン時間よりかなり早く着いたので、荷物を置いて久留米市美術館に行きました。東郷青児『扇』や古賀春江高島野十郎とかよかったです。あと石橋正二郎記念館もよかったです。足袋の底にゴムをつけるところから才覚を発揮し、自動車のタイヤに目をつけ世界規模の企業にした偉人。ブリヂストンの創業者です。

 

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次の日は書店周り。ブックカフェにも行きました。この日は大雪だったんですよね。寒かった。歩道がかき氷みたいになってた。メイドリフレにも。で、日曜日がゼアズのライブ。それは前にも書きました。夜は久留米のメイドカフェにも。楽しかったです。

 

次の日、今回は佐賀空港から成田へ飛ぶ便を利用しました。春秋航空が飛んでいるんです。久留米からは乗合タクシー佐賀空港まで1000円。だけど私だけだったのでガイドしてもらいながらのんびりいい感じでした。ただ、佐賀空港は食堂が色々いまいち。空港の飯がダメだとその街のイメージダウンになるよ。

 

東京です。今回は私が最初に東京で住んだ街、中野新橋で宿泊。懐かしい。駅が綺麗になってる。街自体はそれほど変わってない。高知から飛行機で上京した日が、地下鉄サリン事件の翌日。中野坂上で亡くなられた方もいたので、車内は文字通りぴーんと張り詰めた空気でした。怖かったな。

 

友人のお店にも行ったけど、定休日が2日になっててまんまとその期間だった。街を歩き回る。なぜかスポーツジムがたくさんできてた。マッドハウスというアニメ制作会社があって驚いたとか、JAZZ喫茶に久しぶりに行ったら、相変わらずいい音だったけど、以前は怖い感じだったマスターが丸くなってて、イヤホンしてスマホでゲームしてるバカ客までいたとか。夜はゲストハウスのテレビでイラン戦を観戦。

 

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京急スカイライナーで成田へ。40分、やっぱり早いね。Jetstarで高知へ。窓から富士山が綺麗でした。上京した時以来の高知空港。今は高知龍馬空港と呼ぶらしい。結構、美味しそうな食堂がいくつかあった。グァヴァジュースも試したかったが、バスの時間がすぐで断念。また利用したい。街に行くのも高速道路ができてて、40分ほどで到着。店は入れ替わってるけど、それほど街は変わってない感じ。

 

高知、よかったです。入る店、入る店、みんな美味しかった。三原くんが誘ってくれて同じ研究室だった田中くん、萩野さんとも一緒に飲めた。松岡研の3人はあまり雰囲気変わってないよね。「この刺身なんの魚?」って驚いて聞いた。清水サバに衝撃を受けた。土佐巻きも美味しかった。田中くんは嬉しそうにマンボの天ぷらを注文してた。小麦で食べれないが、特に食いたいとは思わなかったw 肝心の清水サバの写真はない。

 

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翌日は高知大学に行き、松岡先生、岡村先生にも会ってきました。私がいた時は理学部地学科だったんですけど、今は防災センターとか、そんな名前になってるそうです。南海トラフ関係の話も少し聞きました。例の南海トラフをつんつん突きに行くやつ、関わってる人もいるそうですが、安心して大丈夫だそうですよ。地震のエネルギーって桁違いだから、少し突いたくらいじゃビクともしないそうですw まあ、何がわかるかって問題はありそうですが。そう言えば、路面電車の駅に大きな西原理恵子の一コマ漫画があって、観光地紹介になってるのが面白かった。西原ファンは必見ですよ。

 

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高知はりまや橋からバスに乗って高松に。早速だが、瓦町駅前のジェラート屋でいちごとチョコのを食べた。前から食べたかったが、カップルが多く遠慮してた。美味しい。次回はその前にあるフルーツパーラーにも行きたい。夜は友人とメイドカフェ、立ち飲み屋、締めの味噌汁&唐揚げ。美味しかった。次の日は書店でのイベントも。ミズモトアキラさんが武田百合子の『富士日記』について語られました。初めて読んだんですけど、かっこいい文章ですね。

 

朝から移動。高松から京都へバスで。このバス、運転手さんがいつも怖いんだけど、なんで? 観光客で賑わう京都駅に到着。タバコ臭い家で仮眠して、夕方からクラブMETROでのイベントへ。行きのバス203系統が30分遅れ。仕方ない。長谷川白紙の途中から観る。よかったです。マヒトゥ・ザ・ピーポー、imai、というそれぞれ違ったジャンルの音を聴けました。楽しかったです。ただ、クラブはタバコがきつくて辛いんですよね。でもまた行きます。

 

 

 

書籍『SMAP 王の物語』紹介。

 

この本を読めば、SMAP解散の理由がわかる。

この本を読めば、嵐の活動休止の理由がわかる。

 

第1章「トップグループ制」

2019年早々に人気グループ嵐の活動休止宣言が行われた。なぜ嵐はその決断に至ったのか? その理由はジャニーズ事務所のトップグループ制と関係している。国民的人気グループSMAPから(ストーリー上は息子である)嵐へのトップ交代が起きた2008年までについて詳しく記す。今では国民的人気を誇る嵐だが、当時はそこまでの支持を得ていなかった。トップグループ制、それはジャニーズの繁栄を継続させるためのシステムだ。その誕生は1972年に遡る。

ジャニーズ事務所の2番目のグループ、フォリーブスのプロデューサーCBSソニー酒井政利は、歌がうまいことが当然だった当時の歌手世界のなかで、未熟な若い歌手を売り出すことにコンプレックスを感じていた。そこで、天井桟敷主宰・劇作家の寺山修司の元に通い、突破口を見つけ出す。少女から大人への物語をレコードをメディアにして連載する存在、現在で言う「アイドル」を誕生させる。南沙織は自らが登場人物となるレコード『17才』でデビューした。その次の年、男性アイドル・郷ひろみがデビューする。最初のレコード『男の子女の子』はボーイ・ミーツ・ガールであり、その後の成長を経て、名曲『よろしく哀愁』でセックスを経験し、大人になる。その成長物語を受け継ぐのがジャニーズのトップグループなのだ。SMAPが8代目、嵐が9代目のトップである。この章では嵐がトップになるまでの主要シングルCDの歌詞を紹介する。

 

第2章「テレビが生んだ最後のスター」

デビュー前「平成のクレージー」としてテレビ局に売り込まれたグループSMAP。その名前の由来は「笑い(Shou)」も「音楽(Music)」もできる人々。つまり、クレージーキャッツのようにコントも音楽もやるグループというコンセプトだった。SMAPは芸能界の天皇と呼ばれた渡辺プロダクション創業者の渡辺晋が死去した次の年に結成。そして、翌年亡くなった昭和天皇の代わりとなるカリスマをテレビの中に生み出そうとするプロジェクトだった。

 

第3章「硝子の少年漂流記」

著者がジャニーズの謎を考え出すきっかけとなった名曲 KinKi Kids『硝子の少年』。その少年の誕生は1977年にデビューした原田真二『てぃーんず ぶるーす』に遡る。そして、近藤真彦スニーカーぶる〜す』、光GENJIガラスの十代』『荒野のメガロポリス』を経て、1997年に硝子の少年が死ぬまでの物語を紹介する。

 

第4章「昭和91年 SMAP解散!」

SMAPはなぜ解散しなければならなかったのか? その謎を解き明かす。木村拓哉は裏切り者などではなく、それは飯島マネージャーが在籍時に開始したストーリーに沿った出来事の数々だった。1991年にデビューし昭和91年に解散したグループSMAPの真実を記す。

 

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書籍『SMAP 王の物語』取扱い書店。

 

書籍『SMAP  王の物語』を扱ってくれた書店さん、ありがとうございました。売れなかったとこもあれば、売り切って頂いたとこもあり、現在入手できる書店は以下のお店になります。今後ともよろしくお願いします。

 

京都 レティシア書房 - 古書・ミニプレス&ギャラリー

   *全国のリトルプレスも扱う烏丸御池駅近くの書店

京都 ホホホ座浄土寺店) 

   *銀閣寺から歩いて行ける京都の有名個性派書店

京都 京都の古本屋 Fabulous (@69fabulous) | Twitter

   *三条通りにある、ロック雑誌の閲覧もできる古書店

 高知 夜と昼 (@yoru_to_hiru) | Twitter 

   *高知大学近くにある JAZZが店内に流れるブックスカフェ