ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

橋下市長の発言は残念と思ったが…

いつも実家に帰ると、必ず両親が 橋下のことをくそ野郎だと言っています。そこで、私は擁護側に回るんです。借金つくったのは橋下じゃないでしょう。税収も上がらないのに、じゃぶじゃぶ使いまくったヤツらが悪いんじゃないの? 橋下はただのコストカッターかもしれないけど、それほど悪く言うこともないでしょうと。


両親が橋下を批判するのには、文楽を中心に文化方面の予算を大幅削減しようとしてることがあります。下の SankeiBiz 記事「人間は見えなくていい」を見て、私も「さすがにこれは…」と思いました。文楽を一度観たことがあるんです。父に連れて行ってもらいました。期待してなかったんですけど、素晴らしかったです。音楽がとても気持ちよかった。で、この記事だけを読むと「また、橋下が!」ということになるんですけど、その下の記事も見てください。


ちゃんと「古典として守るべき芸だということは分かった」と言ってるじゃないですか。まあ、これだけ話題になってるので、ちょっとツンデレしてみたくらいの感じでしょう。よかった。よかった。だってね、他のアジア諸国でも 人形劇的なものはあるんですよ。ハノイの水上人形劇なんて頑張ってる方ですよ。それから比べたら、文楽どれだけ凄いか。比べる意味でもぜひ見てほしいな。



◉「人間は見えなくていい」 橋下市長、文楽に疑問提起
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120727/mca1207271449012-n1.htm
大阪市橋下徹市長は27日、補助金の削減を打ち出している文楽について、「ふに落ちないのは人形劇なのに人間の顔が見える。見えなくていい」と疑問を投げ掛けた。市役所で記者団に述べた』


◉橋下市長:文楽を鑑賞「演出不足」と持論展開
http://mainichi.jp/select/news/20120727k0000m040068000c.html
文楽協会への補助金凍結を表明している大阪市橋下徹市長は26日夜、国立文楽劇場(同市中央区)で近松門左衛門原作の「曽根崎心中」を鑑賞した。橋下市長は鑑賞後、記者団に「古典として守るべき芸だということは分かったが、ラストシーンがあっさりしていて物足りない。演出不足だ。昔の脚本をかたくなに守らないといけないのか」と持論を展開した。(中略)市は今年度の補正予算案で、文楽協会への補助金を昨年度比25%減の3900万円計上。橋下市長は技芸員(演者)が公開での面談に応じなければ補助金を支出しないと表明、非公開での面談を求める協会側とすれ違いが続いている。橋下市長は鑑賞後に技芸員の楽屋も訪れ、非公開で懇談。公開での面談を改めて要望したという』