ハノイの日本人

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ルヴァンカップ開幕。京都1、柏1。

 

本日は夕方出かける前にスカパーでルヴァンカップの初戦、京都サンガ VS 柏レイソルを観ていました。でも映像が止まることが多くて、帰って来てから見直しました。

 

(ダイジェスト動画)

 

この試合での注目ポイントは2つありました。1つは Jリーグとブラジル・サッカーに関することです。Jリーグがスタートした1993年には鹿島アントラーズジーコアルシンドヴェルディ川崎キング・カズやラモスの存在もあって、ブラジル・サッカーはファンの憧れでした。しかし、今年5月で30周年を迎える Jリーグは大きな転換期を迎えているのです。

 

まず昨年、セレッソ大阪で香川、乾、南野などの選手をヨーロッパクラブに送り出したレヴィー・クルピ監督がシーズン半ばで解任されています。そして、今季は鹿島がブラジル人以外で初めて、スイス人監督レネ・ヴァイラーを招聘しています。ブラジル路線からヨーロッパ路線に切り替えた。歴史的な転換です。その状況下で、ブラジル路線の最後の砦とも言うべき存在が、柏レイソル監督のネルシーニョです。Jリーグ・ブームのときにはヴェルディ川崎にタイトルをもたらしています。日本代表監督のオファーも受けました。しかし「協会は・・・」、、、ま、やめとこか。

 

 

京都サンガは昨年、天皇杯柏レイソルに2−1で勝っています。しかも、柏はリーグ戦とほぼ同じスタメン。J2の京都はすべて違う選手で挑んだのです。そのときから違うサッカーをしているか注目しました。しかし・・・両チームともにリーグ戦のスタメンからすべて変えて来ました。意地ですね。柏も京都に対抗すべく、攻守の切り替えを早くしています。前半は寄せの早い京都ペース、後半は京都の運動量が落ち、プレイも雑になって柏ペースって感じでした。どちらも決定機を作りましたが、1−1は妥当な結果だったと思います。京都の得点は関学の学生でもある木村勇大選手。柏で得点した真家選手は18歳・・・高校卒業直前かな? 両者ともこれからが楽しみな選手です。

 

注目ポイント2つ目。京都の右サイドバック飯田選手です。昨シーズンの途中からベンチ入りしなくなっていました。恐らく、プレイに欠点があるからだと思います。飯田選手はタイミングのいい攻撃参加で、得点に結びつくクロスを入れるなど、京都サポから期待される存在です。今日の得点もディフェンスが近くにいるのにボールを呼び込む木村選手へ、ピタリとパスを出したのが飯田選手でした。しかし、飯田選手は守備時に問題があります。ドリブルで仕掛けてくる相手に対して、抜かれないようにずるずる下がるクセがあるのです。これは日本の育成年代の指導に問題があると以前どこかで読みました。抜かれることを恐れて、下がる対応を取る選手は多いそうです。しかし、京都サンガのサッカーでそれは許されません。

 

今日の飯田選手は下がらないように気をつけていました。しかし、まだ相手に寄せるとか、ボールを奪いに行くまではできない。川崎選手や松田選手は行くでしょ? 飯田選手もそれをするため、現在自らのプレイスタイルと格闘しているのです。今日の失点シーン。相手のキャプテン大谷選手にボールが転がりました。そのとき飯田選手は中央に絞っていい位置にいました。あそこで大谷選手に寄せることは無理だったか? わかりません。少し難しかったかもしれない。大谷選手は京都のセンターバックの間に入って行った真家選手に縦パスを入れる。そして、真家選手は一旦外にいる小屋松選手にパス。京都のGK、DFがつり出されたところで綺麗に折り返し、真家選手がゴール。あれは見事だったな。

 

次は週末のセレッソ大阪戦か。どんな試合になるかな? とりあえず今日行われた大阪ダービーを観るか。セレッソ勝ってる。