ハノイの日本人

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JOチャンネルでワールドカップ最終予選の暴動の話。

 

ベッドに寝転びながら Youtube動画をぼんやり観てて、目が覚めました! 寝れない! 元日本代表の城彰二さんのチャンネルで、ワールドカップ・フランス大会の最終予選の話をされているんです。97年のこの予選はサポーターの熱狂が極限まで行ったことで知られています。国立の UAE戦後に暴動が起き、カズさんに物が投げつけられたニュースが大々的に報道されました。しかし、その数試合前、もっと凄い出来事があったことを城さんは話されているのです。びっくりしました。

 

 

9月7日  日本6−3ウズベキスタン

9月19日  UAE0−0日本

9月28日    日本1−2韓国

10月4日 カザフスタン1−1日本

10月11日 ウズベキスタン1−1日本

10月26日   日本1−1UAE

11月1日  韓国0−2日本

 

これが最終予選の結果です。日本は初戦でウズベキスタンに大勝。スタートはよかったのですが、3戦目のホーム韓国戦で逆転負けしたあたりから、雲行きが怪しくなります。格下である中央アジアカザフスタン戦で勝つことが出来ず、ついに加茂監督が解任され、コーチの岡田武史が監督に就任するのです。しかし、監督交代の判断には、試合結果だけではない理由があったと城さんは言うのです。それは動画を観てください。かなりショックを受ける話です。これまで聞いたことがない完全な秘話です。岡田監督、尋常じゃない胆力ですね。

 

岡田監督の初戦、アウェイ、ウズベキスタン戦。この試合も引き分けで勝点を伸ばせません。ホーム国立でのUAE戦は、勝たないと自力で出場権を得ることが出来なくなる試合でした。そこでも1−1の引き分け。グループ1位の韓国は出場が決まり。残り2試合の時点で、日本は3位だったのです。2位はこの日の対戦相手のUAEです。だから、サポーターは暴走し、選手にまで物を投げつけたのです。ワールドカップへの出場が悲願だった時代の話です。

 

94年のアメリカ大会予選では、有名な「ドーハの悲劇」があり、日本は惜しくも出場を逃しました。そして、2002年には日韓共催が決まっています。日本代表は98年のフランス大会の出場を義務だと思うくらいに、サッカー協会もファンも、ヒートアップして行った訳です。でも状況は厳しかった。しかし、暴動が起きた国立のあと、日本代表はアウェイ韓国戦に向かいます。そして、サポーターも一緒に、1万人が海を渡ったとも言われています。私も行きました。その試合に快勝し、さらに翌日UAEウズベキスタンと引き分けたことで日本が2位に浮上するのです。この予選、あまりにもドラマチックだったので、私はサポーターの方々と本を作りました。「唾吐き事件」の人も参加しています。彼はその後もワールドカップで出会う友人です。4年かけて稼いだお金でワールドカップのひと月を満喫されるのです。さぞかし衝撃を受けてるだろうな。でも城さんが今その話をするのは気になるな。