児玉真吏奈というミュージシャンの曲に興味を持ちました。偶然にも京都の方で、しかも別ユニットでタイのバンド KIKI とライブをすると知りました。これは観ないと。場所は高瀬川の側の京都 UrBANGUILD です。
最初は Sawa Angstrom です。正直言うと、このユニットのサウンドは好みではありません。やっぱり私はダンスミュージックが好きなんです。ハウスやテクノを通過したサウンドだったら、また違う感じ方をすると思いますが。すいません。完全に好みの話です。
その意味でも、KIKI は楽しかったです。最初の方に貼ったインタビューにもありますが、フレンチエレクトロに影響を受けたと言ってますね。ギターのカッティングやベースのフレーズなど、いろんな曲の断片が散りばめられており、 HIPHOP を通過した演奏になっていました。ハウスやテクノは通過していないけど、ラップやファンクの感覚は持っている。そんな印象を受けました。
今日の一番の収穫。ずっと「シティポップ・ブーム」に疑問を持っていました。その言葉自体は日本人が勝手に言ってるだけだと思うんですけど。そのモヤモヤが解消されました。私が大学生の頃、渋谷系の音楽にハマっていたわけですが、ロック好きのおっさんたちは、どう反応していいかわからない感じでした。既視感のある風景に戸惑うと言うか。その感じと似てる。もちろん今度は私がおっさんなんですけど。
でも KIKI の音楽はシティポップや渋谷系の感じもありますが、より肉体的ですね。ライブはそうでした。ダンスミュージックが好きなミュージシャンたち。たのしかったです。これから りんご音楽祭とかも出演するようですし、野外で聴くのとかすごくいいと思う。ぜひ体験ください。次にバンコクに行ったら、こういうグループのライブにも行きたいな。
