３月１日付 CD シングルBEST ５。

ロシアによる軍事侵攻で始まったウクライナ戦争が、始まりから１年が経過しました。現在インドで開催される G20外相会合では、ロシアを非難する共同声明に、ロシアだけでなく中国も反対にまわっています。日本はずる休みかな？

日本のメディアでは、ロシアは敗走してるという論調が多いのですが、実際のところどうなんでしょう？　ロシアとアメリカがサステナブル・ウォーを維持してるようにも見えます。アメリカ側諸国と非アメリカ側諸国による、新しい冷戦が形成されつつある。後者に資源国が多いのも気になるところです。日本なんて食糧難になるからコオロギ食えとか言われてるし。いやだろ。

国連でのロシア即時撤退を訴える決議では、反対した５ヵ国はまあそういう国だなって感じですけど、投票を棄権した中国やインドを始めとした 35ヵ国については、無視することができない規模ですよね。あとの33ヵ国も知りたいな。NHK にあった。中東、アフリカ、アジアの国々。ベトナムもロシアと関係深いしな。戦争に反対しても、アメリカ側につきたくない国は案外多い。

『ミュージック・マガジン』に安田謙一さんの J-POPチャート連載があります。今月号には NewJeans『'Ditto'』が登場。そこには『'Ditto'』が影響を受けた音楽として、「渋谷系」があると英字の wiki に書かれた内容が示されていました。私も観てきました。

K-POPライターの『'Ditto'』評が引用されていて、確かに「渋谷系」の文字がありました。さらに渋谷系の説明も観てきました。渋谷という場所の説明、「カット＆ペースト」という言葉、フリッパーズ・ギターやピチカート・ファイヴの説明もあった。あっカメラか！！　まじやん。『'Ditto'』の元ネタはフリッパーズ・ギターでした！！　美しいオマージュですね。素晴らしい。

ベリッシマ

アーティスト:PIZZICATO FIVE
ソニーミュージックエンタテインメント

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2000年に出版された『プログレのパースペクティヴ』という本に、松山晋也、岸野雄一、中山義雄による「音響雑学サミット」という鼎談があります。そこに渋谷系初期の名盤ピチカート・ファイヴ『ベリッシマ』（1988年）の話が登場します。いまその本が手元にないので記憶で書きますが、まったく意味のない音が Mac でデザインされたように並べられている。90年代を準備した作品というようなことが話されていました。Spotify でも聴けます。渋谷系は BECK『LOSER』よりずっと早いんです。

今週のシングル１位は、５月に分裂することが決まっている King ＆ Prince でした。さすがに力作ですね。いきなりミリオン。かなり加熱してるようです。一方、握手会チャートには、＝LOVE、つばきファクトリー、わーすた、Jams Collection、Lcky2、BANZAI JAPAN、CLASS:y、＃ババババンビ、アルスマグナ、などが登場しています。