ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

名作『泣くな、はらちゃん』を観るチャンスだ!

 

 

もうすぐ長瀬智也の主演ドラマが始まるということで、これまでの主演作が TVer で公開されています。どれも面白いけど『泣くな、はらちゃん』を観てない人は、これから観るべきでしょう。マンガの主人公と、彼を大好きな女性(人間)とのラブストーリーです。すごいでしょ? 愛するキャラとの結婚について悩んでる貴方は必見です。現在公開されてるのは第5話と6話。この2本観たら脚本を手がける岡田惠和が「神」だってわかるはず。途中からでも大丈夫。ストーリーは簡単。

 

基本的に越前さん(麻生久美子)の周囲の人しか登場しません。家族と職場(かまぼこ工場)の仲間、そして、自分が描くマンガ日記の登場人物だけです。自分の好きなマンガの登場人物を使って、マンガ日記を書いている越前さん。仕事で不満がある度にマンガ日記を描いてストレスを解消します。ある日、そのマンガ日記から登場人物のはらちゃん(長瀬智也)が飛び出してきたのです。マンガ世界の人、はらちゃんは現実の世界のことを何も知りません。第4話までは何も知らないはらちゃんと、越前さんたちによる普通のコメディなんですけど、第5話から様子が変わるんです。泣けるよ。さっそく第5話から観てください。リンク貼っておきます。2013年作品。菅田将暉賀来賢人も出演。エンディングテーマ、TOKIO『リリック』がまた名曲なんです(作詞・作曲も長瀬)。前に書いたドラマ『カルテット』の前にはこのドラマがあるんだよね。

 

1月3日付 CD シングルBEST 5。

2日ほど寝込んでました。24時間 嫌がらせされてると、いろんな妄想をするわけです。政府はゲバルトの独占に失敗してるのか? それとも法律に左右されないもう一つの政府でもあるのか? 普段は理性をもって妄想を封じ込めるわけですが、その理性をマイクロ波で攻撃されたらどうなるのか? 暴走するのが怖いんです。集団ストーカーが生き生き活動できる日本。だって、あの人たち普通に顔を晒してますから。どういう後ろ盾があるとそういうことが可能なのか? すごいよ。

 

今日は高校サッカーの決勝。13:30頃に目覚めて慌ててテレビをつけました。青森山田 VS 山梨学院。私は山梨を応援。開幕当初は京都橘を応援してたのですが、埼玉の昌平に結構なやられ方して。そしたらその昌平が山梨学院に完全に抑え込まれて。でもあれはいい試合だった。決勝もすごい試合になりました。山梨学院のキャプテンGK熊倉と、準決でハットトリックした青森山田の安斎は、中学時代同じチームの仲間だった。その2人が全国の決勝で敵として戦う。マンガかよ!ってなるくらい熱い。今日も勝ち越しゴールを決める安斎と、そこで崩れないようにチームを支える熊倉。延長に入ってゴール前で脚がつってしまう安斎に、駆け寄って伸ばしてやる熊倉。さらには PK戦になり直接対決する2人。やばかった。TVer で観れますよ。

 

 

今週のアルバム1位は、昨年末で活動休止した 嵐でした。2位は 米津玄師、3位はラブライブ!関連のCDでした。他に、福田こうへい市川由紀乃がありました。

 

 

今週のシングル1位は、EXILE でした。今週は年末年始の期間で、新譜が2枚しかランクインしていません。福田こうへいTHE SKA FLAMES。すごい組み合わせ。福田こうへいはアルバムで登場してる『麦畑』の方が気になる。スナックで大ヒットしてるんだろうな。THE SKA FLAMES には思い出がある。ロフトプラスワンで働いてるときヌードペインティングのイベントがあった。出演者から「何か気持ちよく描ける音楽をかけてください」といきなり言われて。よく聴いてた THE SKA FLAMES の黄色いジャケットのアルバムをかけたら「ぴったりです!」って大層喜ばれた。相変わらず気持ちいいサウンドです。

 

 

◉1月3日付 CD シングルBEST 5。

1位 RISING SUN TO THE WORLD / EXILE(1.0万枚)

2位 炎 / LiSA(0.9万枚)

3位 I promise / King & Prince(0.7万枚)

4位 かんべんナ / 福田こうへい(0.6万枚)

5位 ビューティフル/チンチャうまっか/カナリヤ / NEWS(0.4万枚)

 


あれ? 和田彩花さんのソロデビューって2019年だよね。

ちょっとやばいかも。高知に戻ってからマイクロ波攻撃が酷くて、昨日はホテルに逃げていました。でも結局そこでも攻撃を受けてて。もし、私がもっとおかしなことを言い出したら、誰か警察に通報してください。それはチクリとかじゃなくて、私を助けるために。やまゆり園の植松とか、京アニ事件の青葉のような暴走は避けたいです。

 

和田彩花さんの話の続き。

 

和田彩花さんの話って単純に白黒つけられることでもないわけです。私たちも日頃、ハロプロのステージについて、かなり厳しい意見を言ったりします。それなりのお金を払って、それに見合う、もしくは対価以上のステージを観る。そこで信頼関係が成り立っているのです。これを20年以上続けてるわけですから、それは大変なことですよ。そして、信頼関係を継続するためにも、メンバーには厳しい練習が課せられています。もちろんメンバーがステージで輝くためにも、それは必要です。ファンと事務所はについては、完全に共犯関係ですよね。いいとこ取りはできない。前回も紹介した書籍『終わりなき日常を生きろ』のあとがきの冒頭を紹介します。「終わりなき日常」とは輝かしい未来のない日常のことです。少し注意書き。この本は名著ですが、一つ時代に合わなくなった箇所があります。ブルセラの部分です。それをしてた子たちは歳を重ねてメンヘラ化した人も多いそうです。その部分は宮台さんも意見を修正されています。

 

「終わらない日常」を生きるとは、スッキリしない世界を生きることだ。何が良いのか悪いのか自明でない世界を生きることだ。私たちが今日生きているのは、すべてが条件次第・文脈次第で評価されるしかないような複雑なシステムである。にもかかわらず、条件や文脈は不透明であるから、何が良いのか悪いのかが、よく分からなくなってくる。そういう混濁した世界のなかで相対的に問題なく生きる知恵が、いま必要とされているのではないか。

 

ハロプロがこれまで続けてきたことを「正しい」「悪い」と頭ごなしに判定することはできません。和田さんの登場で、すでに改善された部分もあるでしょう。そういえば『tiny tiny』というハロプロが週一で公開してる動画があります。これも関係しているんじゃないでしょうか。ハロプロの厳しい講師、みつばちまき先生がメンバーと話す動画です。先生もメンバーから過去の厳しいエピソードを語られて、つらいよねー。この動画を毎回楽しみにして観てますよ。

 

 

あと年末のハロコンのときに気になったこと。J-POPバラードの悪影響が出てた気がする。ハロプロのリズムの歌唱より、ベタっとした歌唱になってたメンバーが何人かいた。ハロプロが外部のミュージシャンから評価されてるのは、リズムの歌唱があるからですよ。つんくさんが外のグループに曲を書いても、その歌唱をできるわけではないのです。特に竹内朱莉さんの歌唱に迷いを感じました。試行錯誤もいいですけど、竹内さんのリズムの歌唱は武器なので捨てないで欲しい。早く通常のライブができるといいですね。


物言うアイドルこと和田彩花さんの登場は2020年の大ニュースだった。

 

ライターさんたちが上げた 2020年のアイドルソングを聴きながら、いろいろ考えています。しかし、大事なことを忘れていました。元アンジュルムのリーダーであり、さらにはハロプロのリーダーにも上り詰め卒業した和田彩花さんの存在です。それは大きいですよ。だって自らアイドルとして大活躍した人が、これまでの活動についてガンガン否定的に語っているのですから。

 

ショックはあります。しかし、正面から受け止めるべきでしょう。もちろん、反論すべきことは反論しながら。以下のインタビューは以前にも読んでいたのですが、あらためて読み直しました。少しトーンが柔らかくなっていて、和田さんの中でもアイドルがどうあるべきかについて試行錯誤があるとわかります。アイドルが存在する理由があることについても少しだけ語られていました。もう少し突っ込んで欲しかった。

 

 

現在私は文学フリマ京都に向けて、これまで読んできた本の付箋を追って、『「孤独と暴走」マーダーケイスブック(仮)』をまとめています。その中から参考になるかはわかりませんが、社会学者の宮台真司さんが地下鉄サリン事件を受けて緊急で出版した書籍『終わりなき日常を生きろ』にあった1文を紹介します。これはアイドルになりたい人や、それを応援する人がどんどん増えていることの理由でもあると思います。「終わりなき日常」とは輝かしき未来がなくなった後の日常のことです。結構厳しいことが書かれています。覚悟して読んでください。

 

和田 私はジェンダーフェミニズムセクシャリティなど、一般的にはアイドルが口にしないようなことも発信していますが、犬山さんと同じようなことを言ってくださるファンの方が周りにすごく多い。「こういうのもあるよ」とファンの方が教えてくださったり、いろいろな情報をシェアできる。この間はインスタグラムライブで女性のあり方を考えていきたいと発信したら、メキシコやフランス、韓国など、様々な国の方からメッセージをいただいて。そういうものは、すごくうれしいし、受け入れてくれてるんだと心の支えになります。一方で、今の社会の構造には少し偏りがあるのも事実で、アイドルという職業はその偏りから生まれた側面があると思っています。アイドルは女の子らしさやアイドルらしさを求められてきたし、そこに圧倒的な不自由さを感じることもあります。

 

 

結局「終わらない日常」を永遠に戯れるにも、コミュニケーション・スキルが必要になる。正確にいえば、幸せや不幸の原因が「外的制約」に帰属できなくなり、ひたすらコミュニケーションの失敗による「内的制約」ばかりが問題になるような社会こそが、「終わらない日常」なのだ。たとえばかつては「まだ科学が進歩していないから」とか「まだ革命が成就されていないから」と思うことができた。もちろん、いまだ実現されざる「輝かしき未来」を持ち出すことも、「外的制約」への帰属に含まれる。そうした「時間化」が許されないがゆえに、まさしく「終わらない」日常になってしまったということである。(中略)

したがって、そもそも定義からして「終わりなき日常」の中では、モテない奴は「永久に」モテず、さえない奴は「永久に」さえず、イジメられっ子も「永遠に」イジメられるしかない。外部がない(ハルマゲドンの来ない)「終わらない日常」のなかでは、逃れる道は自ら生命を絶つことぐらいである。

そういう彼らが「日常の終わらなさ」を忘れて生きようとすれば、いろいろな物語や装置が必要になる。そうしたニーズに応えて、八〇年代には特殊なサブカルチャーが登場し、特殊な宗教ブームがはじまった。そうした局面に限っていえば、サブカルチャーと宗教とを区別することに、もはや意味はありえない。(中略)両者はともに、「終わらない日常」での自由のかわりに、「終わらない日常」からの自由を夢想させる点で、ーーいいかえれば「スキルなき自分をそのまま受け入れてくれる世界」を夢想させてくれる点でーー機能的に等価だからである。

 

輝かしい未来もないのに、努力しても報われるかわからないのに、自己責任で努力させられても辛い。それでも生きていくのにアニメやアイドルは必要という話です。

12月27日付 CD シングルBEST 5。

 

KinKi Kids のアルバムのことがやっと書けます。今日受け取りました。素晴らしい。動画で観れる『彗星の如く』かっこいいでしょ。バンドサウンドだけど今の音になってるんです。間奏すげーな。竹内アンナ作詞・作曲『感情愛情CRAZY』もいい。他では sugarbeans 編曲『99%』『Topaz Love』が好きですね。最近ライブでよく観る方です。『99%』は作詞:松本隆、作曲:細野晴臣という話題曲です。松本さんのことだから「99%」になんか意味があるのだろうけどわからない。ベースは細野さんではありませんが気持ちいいです。シングルで発売された曲も多く、全体を通して楽しめます。

 

 

昨年末最後のアルバム1位は KinKi Kidsでした。2位は BABYMETALのベスト、3位は Eve のアニメ『呪術廻戦』のオープニングを含む話題盤。他に、解散した E-girlsのベスト、SUPER★DRAGONPassCode玉置浩二古川慎柴田淳、中島由貴、超ときめき♡宣伝部、瑛人、角野隼斗、グループ魂伊藤美来、Damian Hamada's Creatures、IVVY、スダンナユズユリー、などが登場。



 

昨年末最後のシングル1位は、3人になった NEWS でした。一方、握手会チャートには、SHARE LOCK HOMES、the Raid.、風男塾、CROWN POP、シド、12星座リウム、などが登場しています。

 

 

◉12月27日付 CD シングルBEST 5。

1位 ビューティフル/チンチャうまっか/カナリヤ / NEWS(18.4万枚)

2位 RISING SUN TO THE WORLD / EXILE(3.5万枚)

3位 I promise / King & Prince(2.2万枚)

4位 あんさんぶるスターズ!! ESアイドルソング season1 Crazy:B(1.2万枚)

5位 Dear My Friend feat.Pentatonix My Hair is Bad(1.1万枚)

 

 

K-POP は韓国のヒット曲だと思ってる人たちへ。

 

ロマン優光さんが K-POP と日本のアイドルについての文章を書かれています。冒頭には文春の記事に対する不満を書かれていて、その流れでという感じで、私が書いた文章に対するエアリプのような反論が書かれているんです。「そんな姑息なことはしない」と言われるかもしれませんが、一応反論を書きます。年末に発表した『2020年のアイドルソングBEST10』の2位で NiziU を入れました。そこで予算も桁違いだし、マスメディアの露出もうんざりするほどだが、貧しい状況で新しい物を生み出すのが日本文化だから、日本のアイドルも K-POP と勝負できると書いたんです。ロマン優光さんは「K-POPと比較すべきなのはJ-POP全般でアイドルだけを取り出すのも変な話です」と書かれています。なるほど。ロマン優光さんは K-POP を韓国でヒットしてる音楽だと思ってるんですね?

 

『話は変わるんですが、K-POPと日本のアイドルの比較する場合、世界戦略を企てるタイプのもの同士を比べるとか、スキルの高さが重要視されるようなもの同士を比べるような、同一の価値観を持っているもの同士を個々に比べないと意味がないと思うんですよ。スタジアムコンサートをするようなバンドと、アンダーグラウンドで活動するハードコアパンクやメタル、アヴァンギャルドのバンドを比較して、売れてる売れてないとか、技術がある技術がないみたいな話をしても意味がないですよね。「ダニエル・ジョンストンアリアナ・グランデより歌が下手だからダメ」と言われても、ダニエル・ジョンストン好きな人にとっては「なんじゃ、それ?」みたいなもんです。日本のアイドルをこの十年で細分化が激しく、送り手の音楽性や価値観、受け手の需要も多岐に渡っています。ライブ活動の楽しさに主眼をおいて活動している人もいる。それをひとまとめにして、K-POPの世界的に成功している部分と比較したところで、界隈によっては全く関係ないというか。 K-POPの側にたって比較している人が日本のアイドルに関して多岐に渡って精通しているわけでも、日本のアイドル好きもK-POPの細部まで知ってるわけでもないでしょうし。両方の細部に渡り精通している人でないと、そんな大きな主語を使って語れないわけですよ。多分、そういう人は大きな主語を使って雑に語ったりしないし。だいたい、K-POPと比較すべきなのはJ-POP全般でアイドルだけを取り出すのも変な話です。』

 

細分化してるから現場に通う当事者以外は語るな、みたいな文章って本当に嫌ですね。当事者の人たちの発信はもちろん有益です。どんどん書いて欲しい。でもその外にいる者が語るのを排除しても仕方ないでしょう。間違いは指摘したらいいけど。日本のアイドルの細部まで知ってる人物って例えば誰なの? ロマン優光さんが選んだアイドルたちは同じ価値観で楽曲を作ってる人たちなんですか? それって気持ち悪いけど。サッカーで言えば、ビッグクラブも、選手を育成してビッククラブに売って稼ぐクラブも、同じリーグで戦っています。ジャイアントキリングって言葉があるじゃないですか?

 

 

K-POP」は韓国のヒット曲のことではないという話。私もこの捏造に加担してきたからわかるんですけど、違うんです。韓国国内のヒットチャートを観たら、もっと朗々と歌い上げるバラードとかが主流です。私が10年前からここでプッシュしてきた K-POP も、意識して韓国演歌的な節回しがある曲は排除しました。あくまでもグローバル市場に投入された戦略的商品としての「K-POP」です。だから無国籍的で、脱色かつ洗練された楽曲。で、そういうコンセプチュアルな楽曲を国策で売り出すときに、日本のアイドルの手法がすごく研究されて使われたんです。特にファンを組織化することです。

 

ロマン優光さんは明確には書いていませんが、この文章の意図は K-POP はアイドルではないという主張でしょう。しかし、それは間違い。私はアイドルを大きく3つのカテゴリーに分けています。「擬似恋愛型」「変身型」そして、もう一つがアミューズの売り出しの手法である「中間型」です。「アイドル」とも「アーチスト」であるとも言わない。Perfume や BABYMETAL を観ればわかりますよね。最初のタレント、原田真二からそうだったんですけど。テレビに出ないと言ってたニューミュージックの人たちやロックの人たちに対して、アミューズのタレントはテレビに積極的に出たわけです。時代は違いますが、アイドルよりも格上に見せつつ売る手法。K-POP も「中間型」で説明できると思います。クオリティが上がったらアイドルじゃないなんて失礼な話って書いてませんでした?

 

ロマン優光さんたちが好きなアイドルたちを否定する気はないですよ。中野カルチャーセンター面白いです。どこまで本気かわからないですが「ロマン優光アイドル楽曲大賞」と書かれています。ロマン優光さんが思う楽曲派アイドルの観客の男女比率ってどんな感じですか? 私はハロプロ中心なのでだいたい半々くらいで考えています。機会があれば教えてください。