ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

7月5日付 CD シングルBEST 5。

 

マンガ『大奥』の18巻が出てた。相変わらず熱かった。勝海舟も泣いてました。ロマンチックという言葉が生きてるのはこのマンガだけだと思うんですよ! いよいよ次で完結です。現在、幕末に入ってまして、今回から徳川慶喜の時代になります。かなり嫌な奴なんですけど、明治維新が最終巻でどう描かれるのか? 来年まで待てないですね。

 

大奥 18 (ヤングアニマルコミックス)

大奥 18 (ヤングアニマルコミックス)

 

 

今週のアルバムチャート1位は、NiziU でした。2位が SEVENTEEN、3位が Official髭男ism でした。他に、ハラミちゃん、渡辺美里ももクロのライブ盤、PUNPEE、AB6IX、WOODZ、NOISEMAKER、THE STALINの再発、Runny NoizeTHA BLUE HERBポール・ウェラー、などが登場しています。

 


 

今週のシングル1位は Hey! Say! JUMP でした。一方握手会チャートには、新浜レオン、8bitBRAIN、ヤンチャン学園NAGOYA、ジャックケイパーなどが登場しています。

 

 

◉7月5日付 CD シングルBEST 5。

1位 Last Mermaid… / Hey! Say! JUMP(20.6万枚)

2位 アイマス CINDERELLA MASTER 3chord for the Rock!(1.0万枚)

3位 Change the World / MAN WITH A MISSION(0.9万枚)

4位 証拠 / ジャニーズWEST(0.8万枚)

5位 YES AND NO / G / DREAMS COME TRUE(0.8万枚)

 

 

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中村伊知哉、クールジャパンの成果を強調。

 

吉本興業の教育コンテンツ事業に関わっている中村伊知哉が、自民党クールジャパン戦略推進特別委員会でプレゼンを行い、その内容を公開しています。例えば、アニメに関しては2013年からの5年間で海外の売上が3.6倍になった。これはクールジャパン政策の成果だと強調しています。一方で、アニメ分野の脅威として NetflixAmazon があげられています。制作資金の提供や販路拡大に貢献しているとも書かれており、何が脅威であるかは不明です。恐らく、吉本興業が国産プラットフォームという言葉で、教育コンテンツ事業を進めているので、そのあたりの関係でしょうか。財政投融資の金は税金ではないという発言もしている人物。出資金が回収できなければ税金で補填するしかないのに。この方の発言は注目して行きたいと思います。

 

新コロナで最も切実ダメージを受けているのがエンタメ業界。コンサート、ライブ、劇場の公演中止で直接の損失に頭をかかえている。中小や地方のプロダクションやプロモーターは倒産もあるだろう金融支援、労働規制緩和なで政治の配慮をいただけるよう期待する。
 
日本政府2000年代の頭からコンテンツ産業に注目するようになった。2003年には知財戦略本部を置き、経済産業省文化庁ど関係する省庁とともに、コンテンツなどの知財の政策に力を入れ始た。かつての国内重視・産業振興策から、海外展開・ネット展開重視へと転換してきている。
 
第一課題、海外展開。クールジャパン機構など資金面での政策ツールが充実してきた。海外市場は5年で26%拡大この5年間で、アニメは3.6倍、映画は4.3。放送は4.3倍に拡大。これは政策成果と言ってよい。

 

 

The Covers 見逃す。

NHK BSの番組『The Covers』を観るためにホテルに泊まってます。しかし、いつの間にか寝落ちしてて見逃しました。田島貴男さんが郷ひろみ『ハリウッド・スキャンダル』と野口五郎『グッド・ラック』を歌うと聞いたので、観るしかないと思ったのに。

それとは別に、大林宣彦監督の番組は観ました。名作『花筐』や、最後の作品となる『海辺の映画館』の撮影現場も映されていました。凄い気迫でしたね。まさに鬼気迫る表情でした。月末にいよいよ上映されます。

そのあとはBSスカパーで、虹のコンキスタドールのライブを観ました。正直言って楽曲的にはあまり興味がないグループですが、最後まで観てしまいました。なんて言うか、魅力自体は伝わったんです。私たちがいるんだから、あなた達に現実の女は必要ない。そういうメッセージがはっきりあった。それはそれで幸せなのかもな。

あとハロプロのソロフェスは見れてないんだけど、こっそりネット上でいくつかは観れた。あれはなんでなのか? マイクを通した歌声がクリアな人と、濁ってる人とでかなり聞こえ方に差があった。どうしてなのか?

新書『音楽が聴けなくなる日』を読んだ。

 

 

昨日からまた隣の部屋から送られる異臭にやられて、今日はご飯つくって食べてるか、ベッドの上で『太田伯山』の動画を観るかしてました。深夜になって少し元気になり書いています。太田さんのトークをまとめて観るのは、昔『検索ちゃん』を観てたとき以来かな。これだけは弟と一緒に観てた気がする。大好きだった。Youtubeのおかげで久しぶりにお笑いブームが私の中に来てます。観てるのはカジサック、キングコング太田上田のように、数人で濃い話をしてる物だけですけど。

 

テレビはしょうもないスキャンダルでどんどんタレント失ってますよね。Youtubeに流出させるためにやってるみたい。ワイドショーやめたらいいのに。太田さんも、伯山さんも、弘中さんも、もっとめちゃくちゃ言って、テレビ出れなくなればいいかも。みんな Youtubeで待ってますから。でもテレビも完全になくなると寂しいから、この本を読むのはどうかな? クレイマーみたいな人たちをどう扱えばいいかも書いてあります。

 

2019年3月、電気グルーヴピエール瀧が薬物で逮捕され、その翌日からソニー・ミュージックが、電気グルーヴのすべての音源・映像の出荷停止、在庫回収、配信停止を発表。それを受けて、社会学者の永田夏来、音楽研究者のかがりはるきが、ソニーに対して撤回を求める署名活動を行った。そして、その経緯や、このような自粛がなぜ行われるか、さらに社会学者の宮台真司によって、このような自粛の背景であるクソ社会の解説、それに争うことの大切さが書かれたのが本書です。以下はあとがき の最後に書かれた文章です。

 

僕は原発そのものよりも「原発をやめられない社会」をやめようと呼び掛けてきました。この本も同じ。電気グルーヴ作品の販売・配信停止の措置そのものよりも「そうした措置をやめられない社会」をやめようと呼び掛けるものです。電気グルーヴに関心がなくても構いません。

この本を最後まで読んだみなさんなら、本書を指針にクズ(言葉の自動機械・法の奴隷・損得マシン)になる人間や、クソになる(社会の外を消去する)社会に抗って、仲間と生き抜くことができるでしょう。もう怯えずに、好きなものを好きだと言えるようになるはずです。

 

宮台さんが「クズ」と呼ぶ対象は、「言葉の自動機械」「法の奴隷」「損得マシン」と説明されています。例えば「言葉の自動機械」は、ソニーが謝罪で使った「この事態を厳粛に受け止め」のように、思考停止状態で発せられる言葉に象徴されます。ソニーは社会的悪影響を考えて問題作品の回収をしたと言うのですが、それは学術的に否定されていると説明します。ここでは1968年にアメリカで行われたポルノ規制の是非を検討する諮問委員会が例にあげられており、結果だけを書くと、「ポルノが成人に害があるとは言えない」との結論が学術的に導かれています。そして、その議論をベースに今日に至る表現規制の枠組みが確立されているのです。

 

「問題表現」とは、性表現や、暴力表現や。犯罪者を描いた表現や、犯罪者による表現です。こうした表現に不快感を覚える人間もいるでしょう。しかし、人々の感じ方は多様なので、不快感を覚える一部の人間に応えて表現を規制することには、なんの公共性もありません。

加えて、暴力表現や性表現を抜きには踏み込めない公共的表現があります。

 

一方で、「見たくないものを見ないで済ませたい」という権利の擁護も大切です。そこではプリアナウンスによるゾーニングが重要だと書かれています。それはこの映画には暴力表現が含まれますという事前告知のようにです。もう一つまとめの文章を抜粋しておきます。

 

第一節で、宗教や文化は社会よりも大きいこと、表現も同じく言葉や法よりも大きいことを話しました。人間は言葉や法に収まらない存在です。言外や法外を表出することが芸能の起源で、それがアートに受け継がれたことを、人類学的・歴史学的な観点から述べました。

 

表現は法よりも大きいのです。法は1万年前から順次始まった定住社会と共に誕生しました。収穫物の配分・保全・継承のために、所有と共に法ができたのです。定住社会は部族よりずっと大きい。部族仲間よりも大きな範囲を法共同体だとすることは不自然でした。だから定住社会は定期的に祭りをし、歌や踊りの「法外のシンクロ」を通じて部族仲間を確認し、法共同体を擬似仲間として構築しました。これが芸能とアートの共通ルーツだと書かれています。法は絶対ではないのです。法の奴隷にならないでください。もっともっといろんなことが書かれています。ぜひ読んでください。くだらないスキャンダルでミュージシャンや芸能人が袋叩きにあうとき、この本を参照することで、そのばかばかしさに気付けると思います。ちなみに、電気グルーヴの作品は本書の発売後に再び聴けるようになっています。

 

 

田島貴男が好きな人、ちょっと来て。

 

これはヤバい。hy4_4yh の新曲『お家で聴きたいサマードライブ・アンセム』が完全なる渋谷系オマージュだった。オリジナル・ラブ『夜をぶっとばせ』丸ごといただきって感じw まあ、この曲はかのフリッパーズ・ギターもパクった・・・と田島さんが昔激怒した曲。でももうここまで名曲だと共有物って感じでしょう。ライブでも最後に歌われる定番曲です。他に、小沢健二『さよならなんて云えないよ』、荒井由実『中央フリーウェイ』も登場します。hy4_4yh はこの前の『ザリガニ』も凄かったけど、絶好調ですね。

 

 

コロナ禍はアイドル世界にどのような影響を与えるか?

 

2010年から2019年、それはアジアのポップスの中心が日本から韓国に移った10年だったと以前に書きました。では、2020年から始まる10年はどのような様相を見せるでしょう? それを考えるには、もちろんコロナ禍を無視できません。特に近年のアイドルというジャンルが、握手を中心とした対面販売(購入と握手にタイムラグがあるにしても)で活況を呈してきただけに、その影響の大きさは計り知れません。一部には、接触ができないので、実力派アイドルの時代になるという見方も出ています。本当にそうであれば嬉しいですが、しかし、ライブがまともに開催できない中、実力を発揮できる場所も限られます。見通しの立たない状況です。

 

 

そんな中、今年前半を締めくくるように話題を集めたのがサザンオールスターズの無観客ライブでした。暗い状況を吹き飛ばすような祝祭感あふれる素晴らしいライブだったようです。2011年の東日本大震災のときには、SMAPに注目が集まりました。当時のSMAPは後輩グループの嵐の人気に押されていましたが、日本全体が落ち込む中、再び脚光を浴びたのです。SMAPの人気曲に人々は元気をもらいました。そして、女子アイドルではももいろクローバーZの躍進が話題になりました。彼女たちの震災後発のシングル『Z伝説〜終わりなき革命』は、「日本を元気に」をテーマにした作品でした。

 

 

実のところ「アイドルに元気をもらう」はこの年から始まった言葉でした。例えば、90年代には、ポジティブな歌詞で人々を励ましてくれるヒット曲がたくさんありました。1990年発売の KAN『愛は勝つ』、1993年発売の ZARD『負けないで』のように。ジャンルは関係なくこのようなヒット曲がたくさんあったのです。もちろん、ジャニーズファンはSMAPの曲に励まされたでしょうし、渋谷系のファンだってフリッパーズの曲に励まされたでしょう。しかし、アイドルがある種のサプリのように言われるようになったのは、ももいろクローバーZに注目が集まった 2011年からでした。上の動画、特に『労働讃歌』のパワフルさは今観てもすごいですね。

 

 

さて、コロナ禍で疲弊する2020年も、アイドルは元気を与える存在になるのでしょうか? 状況があまりにも違いますよね。YoutubeSpotify などネット上での音楽視聴が普通になっている。それは2011年と違う大きな変化だと思います。もちろん、音楽の視聴が多様化してヒット曲が見えなくなった現在だからこそ、マスメディアの誘導が力を持つ可能性はあります。でもそういう状況にもそろそろ変化が欲しいですけどね。

 

例えば東京都知事選に出馬しているの山本太郎のCM動画を観ると、社会の変化を感じるのです。人々に元気を与えるのはアイドルではなく政治家の役目ではないか? この動画を観てハッとさせられたんですよね。芸能人の政治に関する発言で世論が動かされるのをポピュリズムだと言って非難されることも多いです。それもわかるのですが、そもそもは政治家がまったく信用できないから選挙に関心を失い、自分たちが支持する芸能人の発言が影響力を持つようになったわけです。その結果、芸能人のスキャンダルは、政治家以上に厳しい目で監視されています。都知事選に関しては、小池百合子が圧倒的に支持を集めているようなので、大きな変化はないと見ることもできるのですが。


 

『音楽が聴けなくなる日』の話を書こうとしてたんです。その本で社会学者の永田夏来が「虚構化する自己」という言葉を書いていて、それによっていろいろ自分の中の謎が解けたんです。例えば、自分の大失敗については、そんなにショックを受けないのに、サッカー日本代表の敗戦にはなぜショックを受けるのか? それはずっと私の中で謎でした。普段は自分を虚構化することで、ショックをやわらげているんですよね。でも自分自身が「虚構化した自己」だから、その失敗をすべて自己責任として受け止めてしまう。そういう弊害もあるわけです。本来であれば失敗の原因には社会的要因だってあるわけです。

 

しかし、応援に駆けつけたスタジアムでは、私は虚構の部分を脱ぎ去り、生身の身体でそこにいるのです。選手や監督に不満をぶつけることもありますが、自分でも我がことのようにショックを受け止めています。すごい! たぶん、サザンの無観客ライブを観た人たちも、そこで虚構をはぎとり生身に戻っていたんですよ。だからこそ、それだけ感動したわけです。だから祝祭の空間はみんなが思っている以上に大事なはずです。私がアイドルのライブに行けず、心のバランスを少なからず崩していたことも関係している。この本についてはあらためて書きます。かなり大事なことが書いてある。

 

 

 

6月28日付 CD シングルBEST 5。

 

今年はアイドル界にとって厳しい年になる。それは覚悟していたわけです。でもその予想とは違う方向で嫌なニュースがありました。フィロソフィーのダンスで作詞を担当していたヤマモトショウが今後一切制作に関わらないと宣言したのです。ヤマモトさんは東大で哲学を専攻されていたという経歴の持ち主で、歌詞にもそれが活かされていたのに。しかも、作曲・編曲を手掛けていた宮野弦士は既に離れることを発表済みでした。このニュースは凹みますね。昨年ライブを観たときには楽曲もライブのサウンドも充実してグループの未来は明るいと思ったのに。様子が変わったのは昨年末、2020年にソニーミュージックからでメジャーデビューと発表があってから。またソニーか・・・

 

 

毎日、ソニーの悪口言ってるみたいだけど、本当に酷い。アイドルネッサンス解散のことがあったから、ソニーでメジャーデビューという発表に嫌なものを感じていました。音楽がわからない社員がかなりいる。今回は加茂啓太郎さんがいることでグループは存続したのでしょう。もうソニーは音楽の会社ではないんです。投資会社なんですよ。ストックがどうとか、フローがどうとか言ってんですよ。そうだ、まだ『音楽が聴けなくなる日』の感想を書いてなかった。もう読み終えているんですけど、あらためてちゃんと書きます。音楽関係者なら使える1冊だと思います。

 

 

Maison book girl のベスト盤がアルバムチャートに登場しています。ちょっと寂しい数字ですね。アイドルに関心を持ってる人は買うべきアルバムだと思うんだけど。満員だった1月5日の渋公に来た人たちもその映像が収録された限定盤を購入すると思っていました。素晴らしいライブだった。しかし、ファンの生活も厳しいのかも。東日本大震災のときは SMAP に再び脚光が当たったけど、今回はサザンにそれが回ってきた。そういう空気と合わないのか。今は耐えて欲しい。

 

 

今週のアルバム1位は、SEVENTEEN の輸入盤でした。2位が TWICE の輸入盤で、3位が Poppin'Party でした。他に、mirage2、田村ゆかり忌野清志郎、キラッと☆プリチャン、CUBERS山中千尋Maison book girl などが登場しています。

 


 

今週のシングル1位は、ジャニーズWEST でした。魅力ある曲だとは思うんですけど・・・ジャニーズはボイトレってしないんでしょうか? 気持ちだけで歌ってると喉を痛めると思うんですが。刀剣は相変わらずの12種販売。あと一番最後に紹介してるストーンズ『Living In A Ghost Town』は既発曲ですが、コロナ禍で誰もいない街をMVに。大阪や京都も出てきます。一方、握手会チャートには、ADDICTION、EUPHORIA、@onefive、などが登場しています。

 

 

◉6月28日付 CD シングルBEST 5。

1位 証拠 / ジャニーズWEST(21.2万枚)

2位 約束の空 /刀剣男士 formation of 葵咲(8.6万枚)

3位 umbrella/ Dropout / SEKAI NO OWARI(3.3万枚)

4位 Mazy Night / King & Prince(1.0万枚)

5位 星影のエール / GReeeeN(0.9万枚)