ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

アニメ映画は繰り返し「孤独と暴走」を描く。1

細田守監督『竜とそばかすの姫』がヒットしている。しかし、細田監督自身の評価は思わしくないようだ。特に脚本の拙さがネット上で酷評されている。だが、私が観たかぎり、前作『未来のミライ』については、脚本も悪くなかった。確かに、わかりにくさはあったと思うが、視聴者がその内容を読み取れなかったことが酷評の理由になっていたと考える。今回の第1章は映画『未来のミライ』の読解が中心となっている。この映画は庵野秀明監督の作品『エヴァンゲリオン劇場版』をなぜか細田監督がやり直したものだった。それをわかった上でその映画を観ると、まったく違う世界が広がる。

 

 

アニメ映画は繰り返し「孤独と暴走」を描く。1 

新世紀エヴァンゲリオン』『未来のミライ』『天気の子』は何を伝えたか?

 

細田守監督の2018年作品『未来のミライ』には、終盤に黒光りする新幹線が登場する。これは4歳児の「くんちゃん」がわがまま放題の代償として、ひとりぼっちになり、破滅へ向かう列車に乗るという表現だった。2008年に起きた秋葉原無差別殺傷事件を連想した。孤独に陥った人物が暴走する、その現象に注目したい。「孤独と暴走」は繰り返しアニメ映画に登場するテーマだからだ(*1)。ここでは『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air / まごころを、君に』(1997年公開)、『未来のミライ』(2018年公開)、『天気の子』(2019年公開)を取り上げ、なぜそのテーマをアニメ映画が描かなければいけないのかを考える。まずは『未来のミライ』がどのような映画であったのかを振り返っておく。

 

 

第1章 映画『未来のミライ

 

細田守は「暴走」に至る道を描いた。

 主人公はわがまま放題の4歳児くんちゃんだ。くんちゃんの家族は、外で忙しく働くお母さん、家事をしながら家で仕事をするお父さん、そして、生まれたばかりの妹ミライちゃん。お母さんには「ミライちゃんを守ってね」と言われるが、両親をミライちゃんに取られた気がするくんちゃんはその言葉を受け入れることができない。泣きわめきお母さんを困らせる。このアニメ映画は、一体何を描いているのだろう? 現代的な家族の姿が描かれているようには見える。細田監督の作品は家族をテーマにした物も多い。バラバラだった家族がお互いを理解することで成長していく物語というのが、とりあえずの感想として言える。だが、ひたすら泣き叫ぶ、くんちゃんの声が過剰で不快だという感想も多い。このことに意味はあるのだろうか? 

 

 くんちゃんは自分の思い通りにならないと感情を爆発させ、動物化して走り回ったり、過去に行ったり、未来に行ったりする。つまり、感情が極まるとインターネット上にあるアニメなどの「虚構」に逃げ込んでいるのだ。ネット上で欲望のままに行動する者たちに対して、お前たちは14歳の少年どころか、わがまま放題の4歳児だと監督は言っている。お前たちがこの映画を不快に感じるのは、お前たち自身の姿を見せられたからだと、アニメファンに突きつけているのだ。細田は、なぜそのような過剰な映画を制作したのか? 

 

 やはりポイントは黒光りする新幹線だろう。冒頭にも書いたように、ドクロマークのシートを持つ黒光りする新幹線を観て、あの事件を思い出した。2008年6月8日、加藤智大(25歳)が休日で賑わう秋葉原の交差点にトラックで突っ込み、さらにダガーナイフで次々に歩行者を切り裂いた事件だ。オタクの聖地に行き、そこに集まる人々を惨殺した。死者7名、負傷者10名。現場は血の海だった。加藤は静岡から何度も秋葉原に遊びに来ていた。アニメ『エヴァンゲリオン』のファンでもあった。

 

 批評家の東浩紀は事件数日後、『絶望を映す身勝手な「テロ」』という文章を朝日新聞に寄稿している。犯人は社会全体に対する絶望や怒りを持ちながらも、それを大人の言葉にすることができなかった。政治的主張のない身勝手で「幼稚なテロリスト」はこれからも不可避的に生み出されると語っている。

 

 中島岳史著『秋葉原事件』は、加藤がどのような人物であったかを取材し書いている。加藤は、くんちゃんのようにわがまま放題だったわけではない。自立して一生懸命働こうとしたが、うまく行かなかった。職場で理不尽な目に遭うと、いきなり辞職という形をとった。事件を起こした理由も、ネット上に出現した「なりすまし」によって、自分の存在が脅かされたことに激怒したからだ。その怒りを理解してもらうために事件を起こすとネット上に書き込み、そして、実行した。

 

 

 既に書いたように、映画でくんちゃんは気に入らないことがある度に泣き叫び、「虚構」に逃げ込んだ。その終着点は以下のようなものだ。くんちゃんは未来の東京駅で迷子になり駅員に両親の名前を聞かれるが、答えられず、呼び出すこともできない。

 

 駅員:ここはとても大きな駅です。毎日毎日あなたのようにたくさんの迷子がやってきます。もし誰も迎えに来なかった場合、その子たちは穴の中にある特別な新幹線に乗らなければなりません。

 くんちゃん:乗るとどこに行くの?

 駅員:行き場所のない子供の行き先は、ひとりぼっちの国です。

 くんちゃん:(口を大きく開けて恐怖に引きつる顔)あっ、あっ、あっ・・・

 アナウンス:新幹線、間も無く到着します。

 (地下奥深くに場面が変わり、怪しく黒光りする新幹線が入ってくる)

 アナウンス:乗車できます。(引きずり込まれるくんちゃん)

 

 くんちゃんは恐怖に慄きなんとか新幹線から逃げ出した。しかし、今度はミライちゃんが新幹線に乗り込もうとしていた。くんちゃんは慌ててミライちゃんを抱きかかえて危機を免れる。そして、「くんちゃんは、ミライちゃんのお兄ちゃん!」と叫ぶのだ。くんちゃんの「暴走」はギリギリで回避された。ネット上の匿名空間に居続けると「ひとりぼっちの国」に行くことになる。だが、お母さんの言いつけ「ミライちゃんを守ってね」を忠実にこなしたことで、くんちゃん自身も救われる。ミライちゃんのお兄ちゃんと宣言したことで、中学生のミライちゃんが助けに来てくれた。元の世界に生還できたのだ。

 

 しかし、これはどう解釈すればいいのだろう? 細田の言いたかったことは「お母さんの言いつけを守ろう!」なのか? それを言うために、これだけの映画を撮ったと言うのだろうか? 

 

 

シン・まごころを君に

 恐らく、細田はこれまでのファン層だけでなく、子供やその両親に向けて映画を撮ろうとしたのだろう。だから、くんちゃんは4歳児でありながら、映画を観るアニメファンを演じてもいたのだ。子供たちに向けてはお母さんの言いつけを守ろうという教訓を与え、その親の世代には自分の子供時代を思い出せと呼び掛け、さらにアニメファンに向けては、ネット空間で欲望のままに生きていると、いずれ「暴走」することになると警告を与えた。だが、監督のメッセージはアニメファンにすら届かなかった。ネット上で酷評され、興行成績は細田作品の中で低いものとなった。しかし、そのことでこの映画が否定されることはない。重要なのは「孤独と暴走」について考えることなのだ。

 

 この映画は本当に秋葉原事件と関係しているのだろうか? 犯人の加藤は教育にうるさく虐待も辞さない母親に育てられ、そのことで人間関係をうまく作れない人物になったと裁判で主張している。一方、細田は事件をそのまま描くのではなく、悲しい結末にならない為に、どうするかを描いた。そして、「虚構」と「現実」を行き来することで、くんちゃんがギリギリ踏み止まれたと表現している。母親は自分の子供時代を思い出し、くんちゃんは両親の苦労に気づく。どちらか一方ではなく、「現実」と「虚構(アニメ)」の両方あることが大切だと細田はこの映画を使って伝えようとした。もちろん、この「現実」がどのような物であるかは考えなくてはいけないが。

 

 

 もう一度この映画を見直して欲しい。くんちゃんが泣き叫ぶシーンがキツいと言うのなら、必要なシーンではあるけど、早送りすればいい。そうすることで細田がこの映画で描きたかったことがはっきりとわかる。例えば、それはくんちゃんが自転車を練習するシーンに集約される。かっこ悪くても練習の末に獲得できる技術がある。それは誰もが通る道だ。そのような積み重ねがその後の人生を作る。くんちゃんは自転車に乗ることができるようになり、周りに友達もできた。そして、見守るお父さんにとってもそれは同じだった。父親の役割がどのようなものであるかを実感したのだ。

 

 私は当初、この映画のテーマは「クリエイターVSアニメファン」だと思っていた。秋葉原事件をテーマにしたことはわかったが、ネット上で欲望のままに振る舞うオタクたちを攻撃したように見えたのだ。かつて庵野秀明エヴァンゲリオン 劇場版』でしたようにだ。しかし、それは間違いだった。『未来のミライ』はアニメファンに対する愛情で作られていた。お父さんのように君たちを見守っている。一緒にアニメを語ろう、技術を習得して一緒にアニメをつくろうと呼びかけている。「シン・まごころを、君に」がこの映画のテーマだ。細田守監督はアニメファンが「孤独」に陥り「暴走」するのを食い止めたいと願っていた。(追記:1)

 

予告。第2章は『エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』と映画『風の谷のナウシカ』の関係について書いている。

 

*1:京アニ事件をどう受け止めていいかわからなかった2019年末、2020年1月に開催される文学フリマ京都に出品する作品として、今回取り上げたアニメ映画の読解を書いた。その中から「孤独と暴走」というテーマが見つかり、現実の事件との関連を読み解く今回の文章を書いた。

 

追記1:2021年7月16日、細田守監督の映画「竜とそばかすの姫」が公開された。絵柄の美しさやサウンドの質感には、体験するだけの価値を感じたが、ストーリー的には残念な出来と言うしかない。「世界の細田」を演出するための仕掛けを重視するあまり、ストーリーは二の次になったのではないか。本作でも「孤独と暴走」は描かれたが、描けばいいというものではない。本作の興行的成功を受けての次回作に期待。

もう一つ。『未来のミライ』の黒い新幹線がエヴァなんだけど、今回の『竜とそばかすの姫』にもウルトラマンが悪い方の雑魚キャラみたいな感じで使われてたよね? 

 

文学フリマ大阪、キャンセルしました。

 

いま、文学フリマ大阪の出店をキャンセルしてきました。ネット印刷も検討し、日数的にも問題なかったのですが・・・いろいろ落ち込むことも多く、今回はキャンセルすることにしました。来年の京都までには、また別の冊子ができるようにがんばります。と言うわけで、この夏書いてきた原稿は明日からここで公開します。読んでください。

 

 

 

一人で行く

マジカル・ミステリー・ツアー  vol.1

 

はじめに

京都アニメーションの放火殺傷事件をどう受け止めていいかわからなかった2019年末、2020年1月に開催される文学フリマ京都に出品する作品として、「特集1」に取り上げたアニメ映画の読解を書いた。その中から「孤独と暴走」というテーマが見つかり、現実に起きた事件との関連を読み解く今回の文章を書いた。

 

実は「特集1」の文章は、ある批評本の原稿募集に応えて書いたものだ。映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開前、2月末に提出している。だが連絡が取れなくなった。原稿がボツになったわけでもなく、応募した他の人たちも不思議がっている。その企画がなかったらこの文章は書いていなかったかもしれない。だから感謝する部分もあるのだが・・・ とにかく、この文章を世に出すために、今回の冊子を作った。3本ともここでしか読めない文章だ。

 

坂元裕二脚本のドラマや、サクライケンタが作詞・作曲した Maison book girl の楽曲は大好きだ。ブクガの4人は「なぜこのテーマで私たちが?」と戸惑いながらも、最後までやり切ってくれた。素敵な体験をさせてもらった。大好きな作品について文章を書くのは、私にとって何よりも楽しいことなのだ。今はそれを楽しみに生きていると言ってもいい。読者にも一人の部屋で楽しんで欲しい。

 

 

「特集1」 

アニメ映画は繰り返し「孤独と暴走」を描く

新世紀エヴァンゲリオン』『未来のミライ』『天気の子』は何を伝えたか?

 

「特集2」

映画『花束みたいな恋をした』

脚本家・坂元裕二とイヤホンの寓話

『カルテット』『花束』『大豆田とわ子』が描く2つの物語

 

「特集3」

消えたアイドル 

Maison book girl

京都3、東京V 1。またまた首位浮上

 

今日はガンバ VS セレッソ大阪ダービーもあったのですが、ネット上では裏ダービーなどと呼ばれ、京都 VS ヴェルディ戦が注目を浴びたようです。なんで試合の日にそんなニュース出すんだよ。でも思ったよりヴェルディのチーム状態悪くなかった。

 

 

と言うわけで、東京ヴェルディ永井監督に注目が集まったわけですが、前半は完全にやられました。なんですかねー京都から言うと右半分にボールと選手が集まってたんです。ヴェルディが先制したシーンは明らかに京都のバランスが悪く見えました。荻原選手もセンターサークル付近にいた。でもヴェルディの右サイドバック浜崎選手だけは右サイドに張ってました。荻原選手もそれは気にしてたので、最終ライン付近で相手ボールになったとき、慌てて浜崎選手に向かって行きました。しかし、ボニフェイスはその荻原の頭を越して、佐藤優平選手にロングパス。これはスーパープレイ。完全に裏を取られました。そして佐藤選手は麻田選手を剥がし縦に突破、中央にクロス。端戸選手が落ち着いて決めました。

 

ここから前半終わるまでは辛かったですね。雑なパスも多く、簡単に相手にボールを渡すことも多かった。選手がバラバラに戦ってるように見えた。今シーズン最低の時間だった。なんか緊張感がなかったんだよ。私も昼間の暑さと、夜風の気持ちよさで数分間寝落ちしました。後半勝負だ。そうだ、書くの忘れていましたが、本日、累積で川崎選手と飯田選手は出場停止。ちょっといつもと違ったのです。

 

しかし、後半は最高に面白かった。京都はアンカーに入っていた三沢選手を外し、FWのイスマイラ選手を投入。なんと4−4−2です。驚きました。でもわかる気がします。ここ数試合、攻撃時に京都の選手が中央に集まりがちで、バランスが崩れてる時間が多かったのです。今日の失点シーンもそう。それを4−4−2のブロックを敷くことで選手にバランスを意識させたのかも。戻る場所がはっきりしますから。さらに、イスマイラが凄かった。相手GKや最終ラインに凄い圧をかけました。一応行っとくみたいなプレスではなく、本気で奪いに行くプレスです。これを待っていた! ゴール裏も大喝采。そこからは完全に京都ペース。後半12分、15分、22分と10分間に3連続ゴール。3−1と大逆転。最高だー! ウタカ、バイス、イスマイラと大活躍です。

 

本当は、今日の試合で考えるテーマを用意していました。京都は押し込まれると、マイボールになってもすぐに相手にボールを渡してしまうのはなぜか? 前節の水戸戦もそうでした。何度も何度も相手に渡してしまう。ずっと攻撃され続ける。これは改善した方がいいですよね? 曹貴裁監督が来る前からそうだった気もする。でもシーズン初めは前に急いでいなかったから、後ろで回していてボール支配率も高かった気がする。磐田の遠藤みたいにボールを落ち着かせてくれる選手がいないからなのか? GKからロングボールが出るときでも、フリーになるべく動く選手がいないからなのか? ウタカやイスマイラがカウンターを狙って、動き出してもいいと思うけど。とにかくそこはもう少し考えて欲しい。

 

文学フリマ用の本、印刷無理っぽい。

 

参った。9月26日にある文学フリマ大阪で販売するために、60ページほどの小さな本を制作中でした。SMAP本と同じデザインの方にすべての原稿を送り、メールのやり取りをしてたのですが、突然メールが届かなくなるなどのことが続き、先程、これ以上一緒に作業を続けるのが無理だと伝えました。

 

既に印刷所への依頼やデザインの作業に入ってもらっているはずなので、依頼を断れば少なからず請求もあるかと思いましたが、あっさり受け入れてもらえました。こちらから断るように仕向けていたのかもしれません。恐らく秋元康の批判が文章に入っているのが問題なんでしょう。それは想定していたことでもあるので、度々「無理はしないでください」と伝えていたのですが。ここまで引っ張って、原稿もすべて送ってから暗礁に乗り上げるなんて。たかだか200部のインディーズで出す冊子ですよ。

 

どうするかな。このブログで発表することも含めて考えます。前回のようにプリントしたものをそのまま販売するかもしれません。外部に流出してる可能性も考えて、原稿もさらに書き加えます。今回の経緯も含めてまた書きます。

 

 

『一人で行く マジカル・ミステリツアー vol.1』

 

1.  アニメ映画は繰り返し「孤独と暴走」を描く

新世紀エヴァンゲリオン

未来のミライ』『天気の子』

何を伝えたか?

 

2.  映画『花束みたいな恋をした』

脚本家・坂元裕二とイヤホンの寓話

『カルテット』『花束』『大豆田とわ子』

が描く2つの物語

 

3.  消えたアイドル 

Maison book girl

 

8月22日付 CD シングルBEST 5。

 

1週間で色々ありましたね。つらいニュースも多いですよ。ワクチン接種、未だに出来ていません。高知は来月中頃に可能な病院があったけど、そのときはいないので。大阪の大規模接種も狙っていたのですが、最終回も満員になりました。早いもん勝ちとか苦手なんだよ。待ってたらもっといいワクチン出るとかだったらいいけど。

 

いま、ポリタスTV 観てたら、フジロックは国が支援していたという話。経産省フジロックで実証実験をしていたそうです。3日間で9000万円の支援も。なぜ事前に公表しなかったのか?

 

 

この夏はずっと文章を書いてました。なんとか仕上がった。 そのうち内容紹介を書きます。明日は16:00から日本代表のメンバー発表があります。来週木曜日からワールドカップ最終予選が始まるのです。初戦はホームでのオマーン戦。地上波ではテレビ朝日で放送されます。松木さんの解説ですねw DAZNと両方観るか。

 

 

そう言えば、野球選手が暴行事件を起こし、巨人に移籍して何もなかったように即出場、ホームランを打ったというニュースがありました。凄いですね。野球ファンとしてはありなんですか? サッカーファンだと他サポからボロクソ言われるけど。私が阪神ファンだったら10年経ってもこの話を蒸し返すけどな。最低でも何ヶ月か出場停止にしないの? 高校生だったらチームごと公式戦の出場辞退してるよ。それも隠蔽とか生みそうでどうかと思うけど。

 

 

今週のアルバム1位は、Official髭男dism でした。2位は TOMORROW X TOGETHER、3位は山下達郎の再発でした。他に、私立恵比寿中学ユニコーンFANTASTICS from EXILE TRIBE高城れに上田麗奈、八十八ヶ所巡礼、鈴木真海子、Red Velvetの輸入盤、真田ナオキ、yonige、などが登場しています。田原俊彦の5枚組ベストが出てるのか。特典DVDがジャニーズ時代のものであればもう少し高くても買うんだけど。

 

 

今週のシングル1位は、SixTONES でした。一方、握手会チャートには、JO1、フィロソフィーのダンス、東京力車、わーすた、などが登場しています。

 

 

◉8月22付 CD シングルBEST 5。

1位 マスカラ / SixTONES(2.5万枚)

2位 U / millennium parade × Belle(1.9万枚)

3位 BAD APPLEGLAY(1.8万枚)

4位 Chopped Grill Chicken / WANIMA(1.6万枚)

5位 THE IDOLM@STER SHINY COLORS L@YERED WING 05(0.9万枚)

 


8月15日付 CD シングルBEST 5。

 

 

昨日は天皇杯ベスト16、京都サンガ VS 浦和レッズを観に西京極に行ってました。蒸し暑かった。大雨がいいですか、蒸し暑い方がいいですか? そんな感じですよ。ちくしょー負けました。浦和が今はそれほどでもないだけに悔しいですね。浦和と京都と言えば、昔はお金で選手を集めてくるダメチームとして他サポから言われてました。両チームとも生まれ変わっていますが、なんとなく因縁の対決感がありますw

 

浦和はほぼフルメンバー。前節からは西大伍田中達也がいなかっただけ。GK は西川選手だし、酒井宏樹選手もちゃんといたんですよ。でもフルメンバーで来てくれた方がいいと思ってました。ハードな鳥栖戦から中3日ですもんね。走れなくても言い訳できていいじゃないですか。京都はやはりほぼ控え組でした。前節が雨で延期されたので、ウタカやバイスはなくても、もう少しスタメンの選手を入れると思ったのですが。

 

とは言え、福岡選手や三沢選手、本多選手、荒木選手、中野選手、中川選手と、リーグ戦に出場している選手たちが入りました。前半は押し込まれましたね。前に運ぶことは何度かできていたのですが、相手のスピードに押されたのかな? よくJ2の選手が J1に行くと「 J1 の強度に慣れるまで」と言われるのですが、正直、どういう意味で使われてるかわからないことが多いです。例えば、酒井選手のようにフィジカルの強さや身体の使い方が圧倒的だったり、そういうのはわかります。でもプレスだったら浦和より、J2の方が厳しいです。明本選手や水戸から行った平野選手の方が厄介だった。明本選手は京都が育てたと言ってもいいくらい、昨年はやられてたんですよ。本多選手とのマッチアップはいろんな意味で怖かった。

 

結局、後半15分を過ぎてから、イスマイラ選手、川崎選手を入れます。そこまで0−1で行けたのだから、京都のゲームかとも思ったんですよ。さらに曽根田選手、荻原選手、松田選手も入れています。相手ゴール前でチャンスを作っていました。しかし、どうなんでしょうね? 3トップの左で出ていた荒木選手がほとんど中央でプレイしていました。チャンスも作っていましたが、相手を中央に集めていた気もする。イスマイラにスペースを与えることをもう少し考えた方が良かったのでは? ゴールを決めてたらそんなこと言わないですけどね。浦和の方がピッチ全面を使ったサッカーが出来ていたと思います。でもセットプレーでやられただけですからね。来年蹴散らしてやりましょう。まずは昇格しないとな。

 

 

今週のアルバム1位は、Kis-My-Ft2 のベストでした。2位は Astroの輸入盤、3位は Youtube などで活動する6人組 Knight A - 騎士 A -でした。他に、SHINJIRO ATAE、SPYAIR のベスト、月ノ美兎、カラフルスクリーム、ウルフルズの再録ベスト、a flood of circle、などが登場しています。月ノ美兎、1曲目すごいね。びっくりした。

 

 

 

今週のシングル1位は、SixTONES でした。常田大希プロデュース曲。ジャニーズはこれまでメロディがメインの楽曲を作って来た。だからリズムの歌唱を練習してないんじゃないかな。それは SONYから出た松たか子『Presence』や、Belle が歌った『U』にも感じたことだけど。一方、握手会チャートには、YUMEADO EUROPE、cluppo、#2i2、などが登場しています。

 

 

◉8月15付 CD シングルBEST 5。

1位 マスカラ / SixTONES(49.6万枚)

2位 夏のハイドレンジア / Sexy Zone((0.9万枚)

3位 Fightin★Pose / 小倉唯(0.6万枚)

4位 HELLO HELLO / Snow Man(0.6万枚)

5位 VOY@GER / THE IDOLM@STER FIVE STARS!!!!!(0.4万枚)

 

終戦記念日とサッカー。

 

悲しいニュースですよね。新国立競技場が早くも負の遺産に認定されました。かつての「国立」に思い出があるだけに、本当に悲しい。まあ、オリンピック前から言われてたわけですけど。週刊現代の記事によると、年間維持費が24億円かかるそうです。運営権を民間に売って、それで財源を賄おうとしていた。Jリーグチームに運営権を売ろうと、FC東京と鹿島に声をかけたと書かれています。でも断られたと。だからサッカー専用にしておけばよかったのに。解決策はこれしかないんじゃない?

 

 

立憲民主党が秋に行われる選挙の公約で、オリンピックの経費をすべて公開すると言っています。これしかない。中抜きした奴らすべて吊るして、返却させたお金で新しくサッカー専用スタジアムを作りましょう。森元首相電通パソナだけでも立派なスタジアムができるはず。だいたい年間維持費が24億円ってなに? サンガスタジアムで建設費156億円、年間維持費5億円と言われてます。横浜国際競技場は建設費606億円、年間7億円です。どうやれば建設費1569億円、年間維持費24億円になるのか? 毎年中抜きが必要な施設なのか?

 

サッカー専用だったら、使用したいチームもあったはず。もちろんワールドカップ予選も。平日開催でも会社帰りにサッカーに行ける。そもそもなぜサッカー専用スタジアム案が変更されたか? 2017年11月には、オリンピック後にトラックを撤去し、観客席を増設して8万人収容、ワールドカップ決勝が行えるスタジアムにすると発表されていました。それが2020年10月に世界陸連のコー会長が来日し、2025年の世界選手権の開催を提案。萩生田光一文部科学相が見直しの可能性を言及と新聞記事にありました(2019年にはその話が出てたはず)。この萩生田という人は、安倍元総理の側近だった人で、カジノ法案通過にも尽力したようです。安倍元と萩生田も吊るしましょう。あと TBSも責任ありそう。世界陸上の中継は TBSですから。いくら払うかな? 2025年のサブトラックの建設費くらいは喜んで出すでしょう。

 

 

本当は終戦記念日のことを書こうと思ってました。何度か書いたかもしれないけど、私は昔、ロフトプラスワンというトークライブハウスで店長をしていました。90年代後半の話です。でも働き出す前に、そのきっかけとなったイベントがありました。1996年の終戦記念日、2002年ワールドカップサッカー日韓共催について話し合うイベントを企画したんです。ライターの藤井誠司さんにお願いし、ゲストも呼んで頂き、スポーツと日韓関係について話してもらいました。1985年の木村和司のゴールを国立で観た話もあった。そのとき会場に来てたお客さんが、「誘致において財界の代表をなぜトヨタにしなかったのか?」と話をされたんです。その話は非常に面白かったのですが、韓国に対する差別的な発言もされて。観客として来ていた哲学者の鵜飼哲さんが激怒されて、客席がやばい盛り上がりを見せました。

 

終戦記念日に時々思い出すんです。確かに「なぜ日産だったのか?」と。FIFAだってトヨタカップの豊田さんが来たら、日韓共催なんて話は絶対にないでしょう。却下の一言で済んだはず。多分、決勝戦を首都圏で開催するとして、東京は立候補しなかったから、埼玉か横浜ってことになり、一番収容の多い横浜になって、日産になったのでしょう。しかし、サッカー協会が絶対にトヨタの方が世界に顔が利くと言えば済んだ話ですよ。サッカーは政治に弱いんです。このとき東京が開催地に立候補していれば、新国立はこのときに出来てたから、負の遺産は作られなかった。東京都が悪いな。

 

でもまあ、私はワールドカップ2002で、日本のチケットが取れないから韓国行って3試合観れたからよかったんです。韓国は当時、経済力がなかったから、高額なチケットが売れなかった。見栄はって日本と同じ金額にしたら、韓国戦以外は当日券がいっぱい出たんです。馬鹿ですよね。釜山で観たパラグアイ VS 南アフリカは半分も入らず、国体の応援みたいに小学生が動員されてました。でもその大会で審判を買収してベスト4に入り、韓国は自信をつけた。その自信が K-POPの躍進にもつながっているよな。