一人で行く。
マジカル・ミステリー・ツアー Vol.1
はじめに
京都アニメーションの放火殺傷事件をどう受け止めていいかわからなかった2019年末、2020年1月に開催される文学フリマ京都に出品する作品として、「特集1」に取り上げたアニメ映画の読解を書いた。その中から「孤独と暴走」というテーマが見つかり、現実に起きた事件との関連を読み解く今回の文章を書いた。
実は「特集1」の文章は、ある批評本の原稿募集に応えて書いたものだ。映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開前、2月末に提出している。だが連絡が取れなくなった。原稿がボツになったわけでもなく、応募した他の人たちも不思議がっている。その企画がなかったらこの文章は書いていなかったかもしれない。だから感謝する部分もあるのだが・・・ とにかく、この文章を世に出すために、今回の冊子を作った。3本ともここでしか読めない文章だ。
坂元裕二脚本のドラマや、サクライケンタが作詞・作曲した Maison book girl の楽曲は大好きだ。ブクガの4人は「なぜこのテーマで私たちが?」と戸惑いながらも、最後までやり切ってくれた。素敵な体験をさせてもらった。大好きな作品について文章を書くのは、私にとって何よりも楽しいことなのだ。今はそれを楽しみに生きていると言ってもいい。読者にも一人の部屋で楽しんで欲しい。(脇田 敦)
特集1. アニメ映画は繰り返し「孤独と暴走」を描く。
1. 映画『未来のミライ』解読。
https://hanoisan.hatenadiary.jp/entry/2021/08/31/011354
2. 映画『エヴァンゲリオン劇場版』解読。
https://hanoisan.hatenadiary.jp/entry/2021/08/31/211246
3. 映画『天気の子』解読。
https://hanoisan.hatenadiary.jp/entry/2021/09/02/162638
特集2. 映画『花束みたいな恋をした』
ー 坂元裕二とイヤホンの寓話 ー
1. ドラマ『カルテット』解読。
https://hanoisan.hatenadiary.jp/entry/2021/09/03/154144
2. ドラマ『大豆田とわ子と元夫』解読。
https://hanoisan.hatenadiary.jp/entry/2021/09/04/224050
3. 映画『花束みたいな恋をした』解読。
https://hanoisan.hatenadiary.jp/entry/2021/09/05/164115
特集3. 消えたアイドル Maison book girl。
予告
https://hanoisan.hatenadiary.jp/entry/2021/09/07/030947
1. Maison book girl が突然消えた。
https://hanoisan.hatenadiary.jp/entry/2021/09/07/234318
2. Maison book girl 消失までの道のり。
https://hanoisan.hatenadiary.jp/entry/2021/09/08/005635
3. 宮崎勤と平成アイドルブーム。
https://hanoisan.hatenadiary.jp/entry/2021/09/10/004418